最近のお気に入りランチスポット、クリニャンクールの蚤の市にあるワインバー「ボンヌ・アバンチュール」
ワインバーにわざわざお昼からいく理由は。
最近お昼によく利用するクリニャンクールの蚤の市エリアにあるワインバー「ボンヌ・アバンチュール(Bonne Aventure)」。といってもお昼から飲みに行くわけではなく(まあ、飲んでもいますが...)こちらでは平日昼間のみランチセットをやっているのです。
その平日ランチセットというのが前菜+メイン、またはメイン+デザートで15ユーロ、前菜+メイン+デザートで18ユーロというなかなかの良コスパ。
最初はグルメ情報サイト「フーディング(Le Fooding)」イチオシの新店として紹介されていたのを見て行ったのですが、いい感じにリラックスしているのにお洒落、かつ真面目なこのお店のファンになってしまい、リピートしています。
のびのびしつつもお洒落で大人な雰囲気が人気
クリニャンクールの蚤の市は実はパリ市内ではなくサン・トゥーアンというパリ郊外の街にあります。なので、この辺りはオスマン様式の建物のひしめくパリの中心部に比べ、ちょっとゆったりした雰囲気です。
このお店もそういったのびのびとした感じなので、テラスが特に人気のようです。ランチの予約はテラス席から埋まっていきます。ピークの13時には近所のビジネスマングループなどであっという間に満席に。
そういうパリ郊外ならではの雰囲気を持ちながらも、あまりワイルドではなくちょっとお洒落な雰囲気があるところも人気の理由のひとつだと思います。例えばガス入りのミネラルウォーターはパリの高級店でよく見かけるシャテルドンを置いていたり。
基本はワインショップ、ワインバーとして営業しているため、棚にはワインがずらりと並んでいて昼でもつい色々飲んでしまいます。
ベーシックなビストロ料理を最近のアレンジで。
お料理はフランスのベーシックなビストロ料理をモダンにアレンジしたもの。9月に訪れた時に頼んだ前菜「ポワロー葱のビネグレットソースとツブ貝」の一皿はお見事で、オススメで注文したオーガニックの白ワインがすすんで仕方ありませんでした。
メインの子豚のグリルは皮はパリッと中心はジューシーでやわらかく絶妙の火入れ。同行者の頼んだベジタリアンメニューのナスのグリルとキヌアの一皿も美味。
猛暑の7月に訪れた時は牛肉のタルタルや苺ソースでいただくヨーグルトムースなど、夏らしく食べやすいラインナップでした。季節感はもちろん、食べる人の気持ちをよく考えているシェフだなという印象です。
サービスも親切でとても良いです。お店に自信と愛を持って働いている感じ。値段に対してとても満足できるクオリティなので、クリニャンクールの蚤の市を訪れたらぜひ行ってみてくださいね!予約は必須です。
ボンヌ・アバンチュール(Bonne Aventure)