オルセー&オランジュリー美術館で名画を堪能した後は、素敵な内装の一つ星「レ・クリマ」で優雅な午後を。
パリ市内"1日ゆるめ観光"のススメ。
パリ観光の計画をたてる際に気をつけたいポイントのひとつは「予定をゆるめに立てておくこと」です。時間的に可能だからといって予定を詰め込んでしまうと、時差や海外での緊張感のせいもあって、思ったよりも疲れてしまうことも。
そんなゆるめパリ観光モデルコースとして個人的にオススメしたいのが「美術館〜一つ星ランチ〜セーヌ河クルーズ」のコースです。
"午前中、人がまだ少ない美術館で名画を堪能した後は、星付きレストランで時間をかけて優雅にランチ。午後はクルーズ船でセーヌ河の風に吹かれながらのんびりとエッフェル塔を眺める"...なんて、素敵な1日だと思いませんか?
オルセー&オランジュリー美術館の後に訪れたいレストラン「レ・クリマ」
例えば、パリの代表的な美術館、オルセー美術館とオランジュリー美術館を訪れた後にオススメしたいのが、一つ星レストラン「レ・クリマ(Les Climats)」。オルセー美術館から徒歩5分の距離にある、美術鑑賞後のランチにぴったりのレストランです。
"レ・クリマ"とはブルゴーニュ地方の、ワインを作るぶどう畑の区画のこと。その名の通りこちらはブルゴーニュワイン専門店です。とはいえ、ワインバーではなく高級レストランなのでワインを飲まない方ももちろん大丈夫。
ワインもさながら、個人的に私はこちらの内装がお気に入りです。天井が高く広々としており、ゆったりとした気分で食事できます。お庭に面した温室のような雰囲気も素敵。
それぞれ2種類から選択できるのが嬉しい「レ・クリマ」のランチコース
レ・クリマのランチコースは前菜+メイン+デザートの3皿で49ユーロ。ランチコースと言えども、3皿とも2種類から選択できますし、アミューズ・ブッシュも3種類しっかり登場します。この日のアミューズはチーズクリームのロールスナック、ニシンのスモーク、バジルのミニフォカッチャの3種類でした。
この日の前菜はホワイトアスパラガスとモンサンミッシェルのツブ貝の二択。ツブ貝は丁寧に殻から取り出して並べられており、気配りとセンスに感心。添えられたアイオリソースも夏らしくて良いアイデアだと思いました。ホワイトアスパラガスは...まあ普通に美味しかったです。(笑)
メインはシュプレーム(鶏肉)とメルラン(タラ科お魚)の二択からお魚の方を選択。プリプリの白身のお魚とクリーミーなソースがとてもが美味しかったです。
デザートは初夏らしいレモンとメリッサ(ヤマハッカ)のデザートを選択。爽やかだけどリッチでなかなかのボリュームです。くるくるのビスケットの下の緑色はメリッサのシャーベット。シリアルの歯ごたえがアクセントを添えます。
余談ですが、最近星付きではどこでも手でつまむアミューズが出てくるのですが「食べた後の手はどうするの?」と思ってしまいます。
そんな私の疑問に答えてくれたのが、二つ星レストラン「ダビッド・トゥータン(David Toutain)」。こちらでは手でつまむアミューズの後にハーブの入った小さなフィンガーボールを出してくれました。ダビッド・トゥータンは最近では味&サービス&雰囲気もすべて含め一番感動したレストランなので、またいつか記事にしますね。
パリ市内ゆるめ観光コース、是非お試しください。
「レ・クリマ(Les Climats)」
41 Rue de Lille, 75007 Paris
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