Night life in Paris

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着物美人が飛び入り参加!モンマルトルのタパスバー&老舗シャンソンバー「ラパンアジル」で大盛り上がりの夏の夜!

6月某日。ワインバー&シャンソンバーのアテンド依頼。

6月のある週末、とある男性より「ワインバーで飲んでから、シャンソンの聴ける場所に行きたい!」とのアテンド依頼がありました。

パリのシャンソンのお店といえば、私が大好きなのは、モンマルトルの老舗「ラパン アジル(Au lapin agile)」。ちょっとベタだと思われるかもしれませんが、実はこちら、古き妖しきモンマルトルの夜の空気がそのまま保存されている、かなりオススメな場所なのです。

では、ワインバーも近くにしましょう...というわけで、ワインバーは「ル ソンス ユニーク(Le sens unique)」を予約。こちらはタパス形式の小皿をつまみながらワインを楽しめるカジュアルなワインバーです。

f:id:N_L_Paris:20170705193846j:plainラパン アジルの外観。ライトアップされているのは有名なうさぎのポスター。

 

予約当日、もう一件のディナーアテンド依頼が。どうする?

さて予約当日、ちょっとしたハプニングが。同じ夜に別の方からもディナーアテンド依頼があったのです。その女性Yさんは、お一人でパリにいらっしゃる様子。パリでは夜に女性一人だと知らない人に声をかけられたり煩わしい事が多いので...お断りするには心苦しく思いました。

考えた末、思い切って先約の男性Jさんに事情を話し、一緒でも良いかお願いしてみる事にしました。少し緊張しながらお電話すると「大歓迎です。皆で楽しくやりましょう!」とのうれしいお返事。よかった!!

というわけで、その夜はJさん&Yさんと3人でパリ18区・モンマルトルの夜を遊ぶ事になりました。ワイワイと楽しい夜になりそうな予感!ちょっとウキウキしながら待ち合わせのワインバーへ向かいます。

 

 Jさん&Yさん登場!ゆったりテラスでアペリティフ。

お店のテラスで待っていると、まずはとってもオシャレなJさんが登場。ショートパンツが良く似合っていてイタリアの伊達男のようです。

f:id:N_L_Paris:20170705193956j:plainお店の看板娘のわんちゃんもすぐにご挨拶に来ました。

 
とりあえずビールを注文し飲みながら待っていると、着物姿の女性が登場!こちらが本日連絡頂いた女性、Yさんです。素敵!

f:id:N_L_Paris:20170705194038j:plain着物姿のYさんの登場で一気に場が華やかに。 Jさんのテンションもあがります!


まだまだ明るいパリの路地を眺めながら、まずはテラスでアペリティフ。ビールを飲みながらお互いの自己紹介など。Jさんは会社経営者で、お忙しいお仕事の合間を縫っての弾丸ヨーロッパツアー。Yさんも金沢でお茶屋さんとワインバーを経営されており、この度はフランスで行われたワインのイベントの為にいらっしゃったそうです。

テーブルに移ってディナー開始。ワイン片手におしゃべりに花が咲く。

ビールも飲み終わり、そろそろお腹が空いてまいりました。ほろ酔いの私達はお店の女性に案内されて、大きなテーブルに移ります。

 Jさんはかなりのワイン通、Yさんはワインのプロ!そんなお二人を前に私にでる幕はなく、ワイン選びはお二人にお任せしました。白ワインはJさん、赤ワインはYさん、お料理は私が選びます。

f:id:N_L_Paris:20170705194203j:plainYさんが選んでくれたのはブルゴーニュの赤。ジョブロ ジヴリー プルミエ クリュ セルヴォワジーヌ。 

 

まずはJさんが選んでくれたブルゴーニュの白(モンラッシェ(Monrachet)だったかな?写真がないので失念...)で乾杯!

前菜はえびの天ぷら風、モッツァレラのコロッケ、フォアグラなど話しているうちに、JさんとYさんは金沢でニアミス!?だった事が発覚。Jさんがお仕事で金沢を訪れたときに出会った芸妓さんは、Yさんも知っている方なんだとか。世界はせまい! 

こちらのお店ではメインのお皿も小さめに作られており、色々な味を楽しめるのがうれしいところ。メインの子牛のソテー、バター仕立ての鯛、付け合わせのグリーンアスパラガスやトリュフのパスタをつまみながら、さらにワインは進み、おしゃべりは弾みます。

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夕暮れの美しいモンマルトルの石畳を歩いてラパン アジルへ。

すっかり盛り上がり、気づいたらもう22時過ぎ!!少し遅れてしまいましたがラパン アジルのショーは深夜2時までやっているので大丈夫です。デザートはパスしてお店を後にし、ほろ酔いのいい気分で石畳の歴史保存地区を散策しながら向かう事にしました。 ラパン アジルまでは徒歩約10分です。

f:id:N_L_Paris:20170705194325j:plain石畳に街灯が映えて美しいモンマルトルの夕暮れ。6月末のパリは22時を過ぎてもまだ明るいのです。 

 

ラパン アジルのショーはマイクやスピーカーを一切使用せず、すべてアコースティックの生演奏。ステージもなく、数人のフランス人歌手が観客と同じ様にテーブルにつき、昔ながらのシャンソンを代わる代わる歌います。 

f:id:N_L_Paris:20170705194405j:plainモンマルトルの歴史のつまったラパン アジル....内装もほぼ全盛期のままです。 

 

歌手が歌っている間は入退場はできませんので、遅れて到着した私達はしばらく待つように言われました。待っていると受付係に「いまだ!GO!」と合図をだされ、忍者のようにすべりこみ無事予約のテーブルへ。

ショーは歌だけではなく演劇のような要素もあり、つい夢中になってしまいます。しかも距離が近いのでとにかく圧倒されっぱなし!!コール&レスポンスもあったりしてとても楽しめます。歌手が「ここで私が"ラララ〜"といったらあなた達も"ラララ〜"ね!」などわかりやすく言ってくれるので、なんとなくついて行けばOK。私達も酔っぱらいついでに"ラララ〜"と楽しく歌いました。

ノリノリで楽しんでいた私達ですが、そろそろお別れの時間です。お二人とも翌朝は早起きしなければいけなかったので、午前1時前には退散する事にしました。深夜のモンマルトルなのでタクシーが捕まるかどうか少し心配でしたが、難なく捕まえる事ができ、無事帰路に着きました。

 

夜の終わりに...出会いに感謝!

最初に予感した通りゴージャスで楽しい夜になりました。お話上手でチャーミングなYさんのおかげでディナーはかなり盛り上がりましたし、また、この楽しい夜が実現できたのはJさんが快く私のダブルブッキングを了承してくださったおかげです。


Jさん、Yさん、どうもありがとうございました☆

 

 

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