地元住民の集まるモンマルトルのビストロでディナーした後は映画「アメリ」の撮影エリアを散策しながらムーラン・ルージュへ。
20代女性Nさんからムーランルージュとディナーアテンドの依頼
前回のモンマルトルガイドから数日も経たない間に、またまたモンマルトル界隈のアテンド依頼を頂きました。モンマルトルは私も大好きなエリアなので大歓迎です!今回のお客さまは舞台の華やかな世界が大好き!という20代女性のNさんです。
パリジャンで賑わうモンマルトルのビストロ「ル・プログレ」のテラス。
舞台芸術ファン、特に宝塚ファンだというNさんからの依頼は「ディナーとムーランルージュのアテンド」。ムーランルージュのショーまで同行しても良かったのですが、20代のNさんにショーのチケットを2名分もご負担頂くのは心苦しく思い、ムーランルージュチケット予約代行、ディナーアテンド、ムーランルージュ入場サポート、そしてショー終了後のタクシー乗車サポートという形でご提案させて頂きました。
散策中に通過したサクレ・クール寺院。左手下に見えるのは映画「アメリ」に登場するメリーゴーランド。
ムーランルージュのショーは23時からがオススメ。その理由は...
ムーランルージュのショーは21時スタートと23時スタートのものがあるのですが、私は断然23時からのものをオススメしています。これまで何度かアテンドさせて頂いた経験上、23時スタートの方が空いていてステージに近い席に着く事ができるからです。おまけに23時からの方が少しだけ安いのです。というわけで、今回もショーは23時スタートのものを予約代行させて頂き、ショーまでの間にディナーとモンマルトル散策というプランをご提案しました。
Nさんからは「庶民的なパリのビストロに行ってみたい!」と事前にうかがっていましたので、私の大好きなモンマルトルのビストロ、ル・プログレ(Le Progès)にご案内しました。こちら地元パリジャンにとても人気のあるクラシックなビストロです。
クラシックでとってもモンマルトルっぽいル・プログレの内装。スタッフも感じがいいです。
このビストロで是非食べて欲しいのはフランスならではのあのデザート!
こちらのビストロのお料理は伝統的でありながらちょっぴり創作料理的なアクセントが効いていて、庶民的な雰囲気に反比例してなかなかのお味。
でもこちらをNさんにオススメしたのにはもうひとつ理由があります。お酒より甘いものが好き!というNさんにこちらのカフェ・グルマン(コーヒーとミニデザートのセット)を是非味わって頂きたかったのです。
こちらのお店のカフェ・グルマンのミニデザートはクレームブリュレ、チョコレートムー ス、ガトーショコラ、タルトタタン(アップルパイのようなりんごの焼き菓子)というパリジャンの人気デザートばかり!4つもの人気デザートが小さなポーションで色々食べられるのです。どれも美味しいと大満足して頂けました♪(ミニデザートの組み合わせは変更になる場合があります。)
コーヒーの代わりに紅茶を注文しました。4種類のミニデザートを前にテンションが上がるNさん。
ディナーを終え、モンマルトルを散策しながらムーランルージュへ
さて、ディナーを終えてモンマルトルを散策しながらムーランルージュへと向かいます。ムーランルージュがあるのはモンマルトルの丘の南の麓にあたるメトロ、ブランシュ駅(Blanche)の近辺です。このブランシュ駅のあるメトロの2番線が走るラインが19世紀後半のパリの北の境界線でした。
現在のパリの境界線はモンマルトルのさらに北側ですので、100年前のパリは今より随分小さかったのです。当時、モンマルトルはパリ郊外だったことからパリ市内よりも酒税が安く、キャバレー文化が発達したそうです。
ムーランルージュの入り口にて。今回は入場までをサポートさせて頂きました。
ムーランルージュのショーは男性向けのものかと思われがちですが、決してそんなことはありません。世界中から選抜された若く美しいダンサー達が繰り広げるダンスやショーは老若男女誰でも夢の世界へ連れて行ってくれます。女性同士でドレスアップして夜を楽しんでいる方も。
そうそう、ムーランルージュにはドレスコードがあります!ジーンズ、スニーカーはNG、セキュリティ上大きな手荷物も持っての入場も不可ですので注意してくださいね。
Nさんも夢の世界を満喫されたご様子です。ショー終了後は予約していたタクシーまでご案内し、お別れしました。
Nさん、どうもありがとうございました!