Night life in Paris

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このクオリティでこの値段はお値打ち!モンマルトルの話題のネオビストロ「ラ・トラヴェルセ」でおひとり様ランチ

新しくできたモンマルトルのビストロ「ラ・トラヴェルセ」

前から気になっていたビストロ「ラ・トラヴェルセ(La Traversée)」でおひとり様ランチしてきました。味にうるさい友人からこのビストロの噂を聞いていた他、グルメサイトの「ル・フーディング(Le fooding R)」でも見かけて気になっていました。

ル・フーディングにはレストランのシェフがレシピを動画で紹介する料理番組のようなコーナーがあるのですが、こちらのシェフもそのコーナーでレシピ紹介をしていてそれがすごく美味しそうだったのです。しかもなかなかのお手頃価格だと聞いて「行きたいレストランリスト」に入れていたのです。 

f:id:N_L_Paris:20180219044815j:plain好きに注文できるのがおひとり様の良いところ。昼間から泡を飲んでごきげんです。

トガりすぎずコテコテすぎず...気軽でオシャレな現代風ネオ・ビストロ。

ラ・トラヴェルセがあるのはここ数年新しいお店ができている「ラメ通り(Rue Ramey)」。この通りにあるタトゥショップに某ハリウッド女優が来店した事で話題になった事もあります。

ビストロ、と言ってもラ・トラヴェルセのスタイルはパリのクラシックなものではなく現代風のネオ・ビストロ。いわゆる"コテコテのパリっぽさ"や奇抜な斬新さはなく、カジュアルで落ち着きのあるオシャレなインテリアです。

お料理も季節の素材にこだわった比較的軽やかなもの。置いているワインはビオ&ナチュラル。厳選された小さな造り手のものです。

f:id:N_L_Paris:20180219044803j:plainドライフラワーのアレンジとブルーグレーの壁にセンスを感じます。

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クラフトビールやビオワイン、ナチュラルワインが揃っています。何を飲もうかな〜ウフフ...

メインディッシュ12ユーロから。かなりお手頃なランチメニュー。

週代わりのランチメニューはメインのみ/12ユーロ、前菜+メイン/17ユーロ、前菜+メイン+デザート/20ユーロ。オフィシャルサイトの価格よりも少し高くなっていましたが、それでもパリのレストランの中ではかなりのお手頃価格です。

今回は前菜にロワイヤル鯛のカルパッチョ、メインにポークと芽キャベツのグリルを注文しました。デザートまで行きたかったのですがメインに肉を選んだため後で考える事にしました。(基本的にコースのデザートは後からでも注文できます。 )

f:id:N_L_Paris:20180219044756j:plain鯛のカルパッチョ。青ネギや香草のアレンジが美味です。酒飲みにうれしい強めの塩味。

f:id:N_L_Paris:20180219044757j:plainメインの豚のグリル。付け合わせは芽キャベツのとナッツ(何のナッツかは失念...)のピューレ。

ワインは一杯目にはスパークリングワイン、二杯目はサービスの男性にメインディッシュに合う赤をお願いしたところ、ちゃんとピッタリのものを持って来てくれました。

ボルドーワインのような深みがありながらもフルーティに軽くまとめられており、ランチにはぴったりのワイン。何よりも豚とナッツのクリーミー感、芽キャベツのかすかな苦みにとても良く合いました。

後で聞いた所、コート・デュ・ローヌのワインだったそうです。ぶっちゃけあまり好きな地域のワインではないのですが、このワインはとても美味しかったです。サービスの方も料理やワインをしっかり解っているのだなあと感心しました。

肉料理はやはりかなりのボリューム。加えてワイン2杯を飲んだ後ではやはりデザートまで行き着けませんでした。無念です。

f:id:N_L_Paris:20180219044746j:plainサービスの方が選んでくれた赤ワイン。コート・デュ・ローヌを見直しました。

まとめ。かなりの好感触。ディナータイムも是非行ってみたいです。

パリで魚料理を注文するのは賭けだと思っています。パリは海から遠いため魚の鮮度を保つのが難しい事そして自分が魚料理への価値基準の高い日本人である事から、失敗する可能性が高いからです。

今回はあえて前菜に生魚を使うカルパッチョを頼んでみましたが、こちらのシェフは鯛の繊細な味を活かしながらも、香草、スパイス、塩、オリーブオイルでとても上手くまとめていました。これならエイやアンコウなど、メニューに載っていた他の魚料理も是非試してみたいです。

メインディッシュも豚のグリルというオーセンティックな一皿を芽キャベツとナッツの付け合わせで早春を感じる味の組み合わせに仕上げておりとても美味しかったです。

さらにさらに、ディナータイムは皆で分け合うタパス方式なのだとか。これ、シェアする文化に慣れた日本人にはとってもうれしいですよね〜。オフィシャルサイトによると、インゲン豆やスイートポテトのフライ、生春巻きやケフタなど、おつまみに良さそうな多国籍タパスが5ユーロから。しかも早い時間にはお酒が安くなるハッピーアワーもあるみたいです。

これは夕方〜夜に来ない手はないですね。酒飲み心がガッチリ掴まれてしまいました!

 

ラ・トラヴェルセ
La Traversée
2 rue Ramey 75018 Paris

自分内評価/★★★★☆

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