Night life in Paris

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【たびこふれ】「シャンパーニュで一杯やれるディレッタント」の記事がアップされました

ちょっとシャンパーニュが飲みたくなった時にオススメのシャンパーニュ専門店。酒屋さんで飲めるってなんかイイですよね。他にもシャンパーニュが飲めるスポットとしてはホテル・ヒルトンのバーがイイです。

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【たびこふれ】「パリ現地情報」の記事がアップされました。めずらしいパリの雪景色の写真をぜひご覧ください♪

先日書いた洪水&大雪の記事がUPされています。
これは1月〜2月の話なのですが、今日もパリは雪積もってます。

今週はシベリアから寒気が来ているそうでパリは毎日極寒です。
南仏コルシカ島のビーチにも雪が積もったそうです。

春はどこへ....。

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このクオリティでこの値段はお値打ち!モンマルトルの話題のネオビストロ「ラ・トラヴェルセ」でおひとり様ランチ

新しくできたモンマルトルのビストロ「ラ・トラヴェルセ」

前から気になっていたビストロ「ラ・トラヴェルセ(La Traversée)」でおひとり様ランチしてきました。味にうるさい友人からこのビストロの噂を聞いていた他、グルメサイトの「ル・フーディング(Le fooding R)」でも見かけて気になっていました。

ル・フーディングにはレストランのシェフがレシピを動画で紹介する料理番組のようなコーナーがあるのですが、こちらのシェフもそのコーナーでレシピ紹介をしていてそれがすごく美味しそうだったのです。しかもなかなかのお手頃価格だと聞いて「行きたいレストランリスト」に入れていたのです。 

f:id:N_L_Paris:20180219044815j:plain好きに注文できるのがおひとり様の良いところ。昼間から泡を飲んでごきげんです。

トガりすぎずコテコテすぎず...気軽でオシャレな現代風ネオ・ビストロ。

ラ・トラヴェルセがあるのはここ数年新しいお店ができている「ラメ通り(Rue Ramey)」。この通りにあるタトゥショップに某ハリウッド女優が来店した事で話題になった事もあります。

ビストロ、と言ってもラ・トラヴェルセのスタイルはパリのクラシックなものではなく現代風のネオ・ビストロ。いわゆる"コテコテのパリっぽさ"や奇抜な斬新さはなく、カジュアルで落ち着きのあるオシャレなインテリアです。

お料理も季節の素材にこだわった比較的軽やかなもの。置いているワインはビオ&ナチュラル。厳選された小さな造り手のものです。

f:id:N_L_Paris:20180219044803j:plainドライフラワーのアレンジとブルーグレーの壁にセンスを感じます。

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クラフトビールやビオワイン、ナチュラルワインが揃っています。何を飲もうかな〜ウフフ...

メインディッシュ12ユーロから。かなりお手頃なランチメニュー。

週代わりのランチメニューはメインのみ/12ユーロ、前菜+メイン/17ユーロ、前菜+メイン+デザート/20ユーロ。オフィシャルサイトの価格よりも少し高くなっていましたが、それでもパリのレストランの中ではかなりのお手頃価格です。

今回は前菜にロワイヤル鯛のカルパッチョ、メインにポークと芽キャベツのグリルを注文しました。デザートまで行きたかったのですがメインに肉を選んだため後で考える事にしました。(基本的にコースのデザートは後からでも注文できます。 )

f:id:N_L_Paris:20180219044756j:plain鯛のカルパッチョ。青ネギや香草のアレンジが美味です。酒飲みにうれしい強めの塩味。

f:id:N_L_Paris:20180219044757j:plainメインの豚のグリル。付け合わせは芽キャベツのとナッツ(何のナッツかは失念...)のピューレ。

ワインは一杯目にはスパークリングワイン、二杯目はサービスの男性にメインディッシュに合う赤をお願いしたところ、ちゃんとピッタリのものを持って来てくれました。

ボルドーワインのような深みがありながらもフルーティに軽くまとめられており、ランチにはぴったりのワイン。何よりも豚とナッツのクリーミー感、芽キャベツのかすかな苦みにとても良く合いました。

後で聞いた所、コート・デュ・ローヌのワインだったそうです。ぶっちゃけあまり好きな地域のワインではないのですが、このワインはとても美味しかったです。サービスの方も料理やワインをしっかり解っているのだなあと感心しました。

肉料理はやはりかなりのボリューム。加えてワイン2杯を飲んだ後ではやはりデザートまで行き着けませんでした。無念です。

f:id:N_L_Paris:20180219044746j:plainサービスの方が選んでくれた赤ワイン。コート・デュ・ローヌを見直しました。

まとめ。かなりの好感触。ディナータイムも是非行ってみたいです。

パリで魚料理を注文するのは賭けだと思っています。パリは海から遠いため魚の鮮度を保つのが難しい事そして自分が魚料理への価値基準の高い日本人である事から、失敗する可能性が高いからです。

今回はあえて前菜に生魚を使うカルパッチョを頼んでみましたが、こちらのシェフは鯛の繊細な味を活かしながらも、香草、スパイス、塩、オリーブオイルでとても上手くまとめていました。これならエイやアンコウなど、メニューに載っていた他の魚料理も是非試してみたいです。

メインディッシュも豚のグリルというオーセンティックな一皿を芽キャベツとナッツの付け合わせで早春を感じる味の組み合わせに仕上げておりとても美味しかったです。

さらにさらに、ディナータイムは皆で分け合うタパス方式なのだとか。これ、シェアする文化に慣れた日本人にはとってもうれしいですよね〜。オフィシャルサイトによると、インゲン豆やスイートポテトのフライ、生春巻きやケフタなど、おつまみに良さそうな多国籍タパスが5ユーロから。しかも早い時間にはお酒が安くなるハッピーアワーもあるみたいです。

これは夕方〜夜に来ない手はないですね。酒飲み心がガッチリ掴まれてしまいました!

 

ラ・トラヴェルセ
La Traversée
2 rue Ramey 75018 Paris

自分内評価/★★★★☆

一皿一皿が驚きと感動の連続!美味しい物好きの聖地、フレンチの最高峰、三つ星レストラン「ル・サンク」へ

美味しいもの好きの聖地!?パリのミシュラン星付きレストラン

美味しいもの好きにとって、パリでしたい事のひとつとして外せないのがミシュラン星付きレストラン体験ではないでしょうか?

1月のある日、"美味しいものとお酒がなによりも好き!"というN夫妻からの依頼を受け、三つ星レストランランチのアテンドをさせて頂きました。 

お二人はパリは初めてという事でしたので、現代風のお店よりもフランスらしい宮殿のような内装のお店が良いだろうと思い、パラスホテル「フォーシーズンズホテル・ジョルジュサンク(Four Seasons Hotel George V, Paris)」内にある「ル・サンク(Le cinq)」をご提案させて頂きました。

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にこやかなホテルスタッフの案内で、ロビー奥のレストランへ

ホテルのエントランスに入るとすぐにスタッフが来てレストランまで先導してくださいます。さすがパラスホテル....本当に気分の良いサービスです。

レストランではホールマネージャー男性に案内され、私達はホールが見渡せる上に素敵な中庭も見える窓際のテーブルへ。お隣のテーブルではフランス人の家族が静かに食事をしています。これは個人的にポイントが高かったです。外国人客も定連客と変わらず丁寧に扱っているレストランだなだと思いました。

f:id:N_L_Paris:20180224230450j:plain ホールも中庭も見渡せる落ち着いたテーブル

さりげない親切がうれしいスマートなサービス

さて席に着くと次はこのテーブルのサービス係のチーフが挨拶に来ます。少しの日本語を交えた会話でちょっぴり緊張していた私達もリラックス。

そうして落ち着くとすぐに、突き出し(mises en bouche)が運ばれ、ソムリエの方がアペリティフのシャンパーニュをワゴンで持って来てくれます。アペリティフのグラス用には5種類ものシャンパーニュが用意されていました。

M氏は一ミリも迷う事なくヴィンテージのシャンパーニュを選択。M氏は美味しいものが好き過ぎて、一時は自らレストランを経営しシェフまでつとめられていたのだそう。この日のワインは全てM氏に決めて頂きました。

シャンパーニュと突き出しを楽しみながら、ゆっくりとコース内の選択肢を決めて行きます。素敵な内装と中庭を眺めながらおしゃべりもはずみます。

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驚きと感動の連続!常に最先端を行くル・スケー氏のお料理

こちらのシェフ、クリスチャン・ル・スケー(Christian Le Squer)氏は、かつてレストラン「ルドワイヤン(Ledoyen)」で三つ星を12回連続で獲得し続けた事で有名なシェフです。2015年にこちらホテルのシェフに抜擢され、すぐにこちらでも三つ星を獲得。それというのも就任時の契約書に「1年以内に三つ星を取る」ことが条件として盛り込まれていたそうです。すごい世界!

そんな厳しいフランス料理の世界の中で最先端を突っ走るクリスチャン・ル・スケー氏のお料理は、一般人の私にとってはもはや魔法や科学の実験かと思うほど。一皿一皿が感動の連続でした。

f:id:N_L_Paris:20180224230315j:plainまず、一皿目の前菜は「雲丹とカリフラワーのムース」。のっけから、もうどうやって作っているのが想像すらできないです。(笑)雲丹とカリフラワーの風味の融合が本当に美味しい!

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そして前菜2皿目は「現代的なパリのオニオングラランスープ」。三つ星レストランのメニューに、パリのブラッスリーの代表選手「オニオングラタンスープ」の名前があってびっくり、出てきてその形状にびっくり、そしてその美味しさにびっくりです!!

数種類の方法で表現された飴色玉葱の旨味で構成されており、一口ごとに違う美味しさに出会う感じ。円や球で構成された見た目もとてもアーティスティックで綺麗です。フランス伝統料理の基礎を今の時代にぴったりの斬新な形で提供する、とてもル・スケー氏らしい一皿だなと思いました。

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メインは肉と魚の2種類から選択。日本語にすると長くなってしまうのですが...魚料理は「カリカリに焼いた金目鯛のフェンネル添え&とろみをつけた赤ワインの薫製ソース」、肉料理は「野生の鹿の炭火焼とセイヨウワサビのアラビア風砂糖菓子」のどちらかを選べます。(文字だけみると何だか訳がわからないですね。ごめんなさい。(笑))

M夫人と私は魚料理を選択。金目鯛の皮の面が本当に香ばしくカリカリに炙られているのに身はフワフワ!!こちらも本当に美味しかったです。

M夫人が言われていて気づいたのですが、日本では魚料理は頭を左にして横に置かれますがフランスでは縦置きにされます。ところ変われば常識も変わるのは面白いですね。

付け合わせは手のひらに載る小さなサイズに焼かれた数種類のパン(ミニバゲットやミニそば粉パンなど)ボルディエのバターと共にサーブされました。

f:id:N_L_Paris:20180225224854j:plainメインが終わった後にはデザート前のデザートが2種類も出てきます。

f:id:N_L_Paris:20180224230519j:plainデザート前のデザートその2。小さな味がたくさん楽しめて本当に幸せ...。

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さて、やっとデザート本番。デザートは「バナナとパッションフルーツのエマルジョン」または「ブラックベリーとキャラメルクリームのデザート」の2種類から選べました

私は「ブラックベリーとキャラメルクリームのデザート」を選択こちらもベリーとキャラメルの組み合わせが、もうたまらない美味しさ。「美味しい!!」以外、言う事なしです。デザートと同時にコーヒーもサーブされます。

コーヒーの後も沢山のチョコレートやキャラメル、ヌガーが載ったワゴンが登場し、お土産に小さなチョコレートの箱まで頂き....もはや美味しさとおもてなしの津波状態。もう「これが大満足じゃなくてなんなんだろう!」という気持ちでした。

最高に良い気分でレストランを後にしたのは16時過ぎ。13時の予約でしたので約3時間かけた贅沢なランチタイムでした。

 

 まとめ。星付きレストランの中でもやはり三つ星は特別!

ミシュランの三つ星を獲得するにはお料理の味だけではなく内装やサービスも含めた総合的なクオリティが求められます。ル・サンクはそんなフランスの三つ星クオリティをしっかりと体感できるレストランでした。

パリを訪れたら世界の食文化の頂点を是非体験してみてくださいね! 

 

 ル・サンク(Le Cinq)
Le Cinq Restaurant: Four Seasons Hotel George V Paris
Four Seasons Hôtel George V
31 Avenue George V, 75008 Paris 

自分内評価/★★★★★+ (最高過ぎて評価不可能...)

パリに秋田県のレア日本酒が集合!超高級ホテル「ル・ムーリス」で行われた秋田の日本酒の試飲会に行ってきました!

先日、秋田の日本酒の試飲会に行ってきました。会場はパラスホテルと呼ばれるパリの最高級ホテル、ル ムーリス(Le Meurice)です。こちらはマドンナやアンジェリーナ ジョリーなどのセレブが滞在する超高級ホテル。ミシュラン3つ星を獲得しているアラン デュカスのレストラン(Restaurant le Meurice Alain Ducasse)がある事でも有名ですね。

f:id:N_L_Paris:20180109043754j:plainかなり黄色い写真になってしまいましたが...実際も金色に光るお部屋でした。

主催はジャパン エクスキーズ(Japan exquise)という会社。今回は秋田から7つの酒蔵が出展していました。試飲会はロビーの奥にあるポンパドールの間(La salle de Pompadour)という豪華な一室で行われました。

f:id:N_L_Paris:20180109044422j:plain齋藤酒造の雪の茅舎シリーズ。シリアルナンバー入りの限定生酒原酒。

f:id:N_L_Paris:20180109044524j:plainここまできらびやかな日本酒の試飲会は世界でもあまりないのでは....

f:id:N_L_Paris:20180109044134j:plainこちらもシリアルナンバー入り。木箱入りの福八生原酒。

試飲会ではいろいろなお酒が味わえる事はもちろん、造り手さんの顔を見てお話を聞ける事も大きな魅力ですね。しかも今回は海外では飲む機会の少ない生酒や限定酒も試飲でき、とても充実した試飲会でした。

しかし、充実しすぎて試飲会が終わる事にはすっかり酔っぱらいに。調子づいてしまい、さらなるお酒を求めて夜の街へと繰り出したのでした。

 

 

地元住民の集まるモンマルトルのビストロでディナーした後は映画「アメリ」の撮影エリアを散策しながらムーラン・ルージュへ。

20代女性Nさんからムーランルージュとディナーアテンドの依頼

前回のモンマルトルガイドから数日も経たない間に、またまたモンマルトル界隈のアテンド依頼を頂きました。モンマルトルは私も大好きなエリアなので大歓迎です!今回のお客さまは舞台の華やかな世界が大好き!という20代女性のNさんです。

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パリジャンで賑わうモンマルトルのビストロ「ル・プログレ」のテラス。

 舞台芸術ファン、特に宝塚ファンだというNさんからの依頼は「ディナーとムーランルージュのアテンド」。ムーランルージュのショーまで同行しても良かったのですが、20代のNさんにショーのチケットを2名分もご負担頂くのは心苦しく思い、ムーランルージュチケット予約代行、ディナーアテンド、ムーランルージュ入場サポート、そしてショー終了後のタクシー乗車サポートという形でご提案させて頂きました。

f:id:N_L_Paris:20180104224259j:plain散策中に通過したサクレ・クール寺院。左手下に見えるのは映画「アメリ」に登場するメリーゴーランド。 

ムーランルージュのショーは23時からがオススメ。その理由は... 

ムーランルージュのショーは21時スタートと23時スタートのものがあるのですが、私は断然23時からのものをオススメしています。これまで何度かアテンドさせて頂いた経験上、23時スタートの方が空いていてステージに近い席に着く事ができるからです。おまけに23時からの方が少しだけ安いのです。というわけで、今回もショーは23時スタートのものを予約代行させて頂き、ショーまでの間にディナーとモンマルトル散策というプランをご提案しました。

Nさんからは「庶民的なパリのビストロに行ってみたい!」と事前にうかがっていましたので、私の大好きなモンマルトルのビストロ、ル・プログレ(Le Progès)にご案内しました。こちら地元パリジャンにとても人気のあるクラシックなビストロです。 

f:id:N_L_Paris:20180104225214j:plainクラシックでとってもモンマルトルっぽいル・プログレの内装。スタッフも感じがいいです。

このビストロで是非食べて欲しいのはフランスならではのあのデザート!

こちらのビストロのお料理は伝統的でありながらちょっぴり創作料理的なアクセントが効いていて、庶民的な雰囲気に反比例してなかなかのお味。

でもこちらをNさんにオススメしたのにはもうひとつ理由があります。お酒より甘いものが好き!というNさんにこちらのカフェ・グルマン(コーヒーとミニデザートのセット)を是非味わって頂きたかったのです。

こちらのお店のカフェ・グルマンのミニデザートはクレームブリュレ、チョコレートムー ス、ガトーショコラ、タルトタタン(アップルパイのようなりんごの焼き菓子)というパリジャンの人気デザートばかり!4つもの人気デザートが小さなポーションで色々食べられるのです。どれも美味しいと大満足して頂けました♪(ミニデザートの組み合わせは変更になる場合があります。)

f:id:N_L_Paris:20180104224649j:plainコーヒーの代わりに紅茶を注文しました。4種類のミニデザートを前にテンションが上がるNさん。

ディナーを終え、モンマルトルを散策しながらムーランルージュへ

さて、ディナーを終えてモンマルトルを散策しながらムーランルージュへと向かいます。ムーランルージュがあるのはモンマルトルの丘の南の麓にあたるメトロ、ブランシュ駅(Blanche)の近辺です。このブランシュ駅のあるメトロの2番線が走るラインが19世紀後半のパリの北の境界線でした。

現在のパリの境界線はモンマルトルのさらに北側ですので、100年前のパリは今より随分小さかったのです。当時、モンマルトルはパリ郊外だったことからパリ市内よりも酒税が安く、キャバレー文化が発達したそうです。

f:id:N_L_Paris:20180104225121j:plainムーランルージュの入り口にて。今回は入場までをサポートさせて頂きました。

 ムーランルージュのショーは男性向けのものかと思われがちですが、決してそんなことはありません。世界中から選抜された若く美しいダンサー達が繰り広げるダンスやショーは老若男女誰でも夢の世界へ連れて行ってくれます。女性同士でドレスアップして夜を楽しんでいる方も。

そうそう、ムーランルージュにはドレスコードがあります!ジーンズ、スニーカーはNG、セキュリティ上大きな手荷物も持っての入場も不可ですので注意してくださいね。

Nさんも夢の世界を満喫されたご様子です。ショー終了後は予約していたタクシーまでご案内し、お別れしました。

Nさん、どうもありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

着物美人が飛び入り参加!モンマルトルのタパスバー&老舗シャンソンバー「ラパンアジル」で大盛り上がりの夏の夜!

6月某日。ワインバー&シャンソンバーのアテンド依頼。

6月のある週末、とある男性より「ワインバーで飲んでから、シャンソンの聴ける場所に行きたい!」とのアテンド依頼がありました。

パリのシャンソンのお店といえば、私が大好きなのは、モンマルトルの老舗「ラパン アジル(Au lapin agile)」。ちょっとベタだと思われるかもしれませんが、実はこちら、古き妖しきモンマルトルの夜の空気がそのまま保存されている、かなりオススメな場所なのです。

では、ワインバーも近くにしましょう...というわけで、ワインバーは「ル ソンス ユニーク(Le sens unique)」を予約。こちらはタパス形式の小皿をつまみながらワインを楽しめるカジュアルなワインバーです。

f:id:N_L_Paris:20170705193846j:plainラパン アジルの外観。ライトアップされているのは有名なうさぎのポスター。

 

予約当日、もう一件のディナーアテンド依頼が。どうする?

さて予約当日、ちょっとしたハプニングが。同じ夜に別の方からもディナーアテンド依頼があったのです。その女性Yさんは、お一人でパリにいらっしゃる様子。パリでは夜に女性一人だと知らない人に声をかけられたり煩わしい事が多いので...お断りするには心苦しく思いました。

考えた末、思い切って先約の男性Jさんに事情を話し、一緒でも良いかお願いしてみる事にしました。少し緊張しながらお電話すると「大歓迎です。皆で楽しくやりましょう!」とのうれしいお返事。よかった!!

というわけで、その夜はJさん&Yさんと3人でパリ18区・モンマルトルの夜を遊ぶ事になりました。ワイワイと楽しい夜になりそうな予感!ちょっとウキウキしながら待ち合わせのワインバーへ向かいます。

 

 Jさん&Yさん登場!ゆったりテラスでアペリティフ。

お店のテラスで待っていると、まずはとってもオシャレなJさんが登場。ショートパンツが良く似合っていてイタリアの伊達男のようです。

f:id:N_L_Paris:20170705193956j:plainお店の看板娘のわんちゃんもすぐにご挨拶に来ました。

 
とりあえずビールを注文し飲みながら待っていると、着物姿の女性が登場!こちらが本日連絡頂いた女性、Yさんです。素敵!

f:id:N_L_Paris:20170705194038j:plain着物姿のYさんの登場で一気に場が華やかに。 Jさんのテンションもあがります!


まだまだ明るいパリの路地を眺めながら、まずはテラスでアペリティフ。ビールを飲みながらお互いの自己紹介など。Jさんは会社経営者で、お忙しいお仕事の合間を縫っての弾丸ヨーロッパツアー。Yさんも金沢でお茶屋さんとワインバーを経営されており、この度はフランスで行われたワインのイベントの為にいらっしゃったそうです。

テーブルに移ってディナー開始。ワイン片手におしゃべりに花が咲く。

ビールも飲み終わり、そろそろお腹が空いてまいりました。ほろ酔いの私達はお店の女性に案内されて、大きなテーブルに移ります。

 Jさんはかなりのワイン通、Yさんはワインのプロ!そんなお二人を前に私にでる幕はなく、ワイン選びはお二人にお任せしました。白ワインはJさん、赤ワインはYさん、お料理は私が選びます。

f:id:N_L_Paris:20170705194203j:plainYさんが選んでくれたのはブルゴーニュの赤。ジョブロ ジヴリー プルミエ クリュ セルヴォワジーヌ。 

 

まずはJさんが選んでくれたブルゴーニュの白(モンラッシェ(Monrachet)だったかな?写真がないので失念...)で乾杯!

前菜はえびの天ぷら風、モッツァレラのコロッケ、フォアグラなど話しているうちに、JさんとYさんは金沢でニアミス!?だった事が発覚。Jさんがお仕事で金沢を訪れたときに出会った芸妓さんは、Yさんも知っている方なんだとか。世界はせまい! 

こちらのお店ではメインのお皿も小さめに作られており、色々な味を楽しめるのがうれしいところ。メインの子牛のソテー、バター仕立ての鯛、付け合わせのグリーンアスパラガスやトリュフのパスタをつまみながら、さらにワインは進み、おしゃべりは弾みます。

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夕暮れの美しいモンマルトルの石畳を歩いてラパン アジルへ。

すっかり盛り上がり、気づいたらもう22時過ぎ!!少し遅れてしまいましたがラパン アジルのショーは深夜2時までやっているので大丈夫です。デザートはパスしてお店を後にし、ほろ酔いのいい気分で石畳の歴史保存地区を散策しながら向かう事にしました。 ラパン アジルまでは徒歩約10分です。

f:id:N_L_Paris:20170705194325j:plain石畳に街灯が映えて美しいモンマルトルの夕暮れ。6月末のパリは22時を過ぎてもまだ明るいのです。 

 

ラパン アジルのショーはマイクやスピーカーを一切使用せず、すべてアコースティックの生演奏。ステージもなく、数人のフランス人歌手が観客と同じ様にテーブルにつき、昔ながらのシャンソンを代わる代わる歌います。 

f:id:N_L_Paris:20170705194405j:plainモンマルトルの歴史のつまったラパン アジル....内装もほぼ全盛期のままです。 

 

歌手が歌っている間は入退場はできませんので、遅れて到着した私達はしばらく待つように言われました。待っていると受付係に「いまだ!GO!」と合図をだされ、忍者のようにすべりこみ無事予約のテーブルへ。

ショーは歌だけではなく演劇のような要素もあり、つい夢中になってしまいます。しかも距離が近いのでとにかく圧倒されっぱなし!!コール&レスポンスもあったりしてとても楽しめます。歌手が「ここで私が"ラララ〜"といったらあなた達も"ラララ〜"ね!」などわかりやすく言ってくれるので、なんとなくついて行けばOK。私達も酔っぱらいついでに"ラララ〜"と楽しく歌いました。

ノリノリで楽しんでいた私達ですが、そろそろお別れの時間です。お二人とも翌朝は早起きしなければいけなかったので、午前1時前には退散する事にしました。深夜のモンマルトルなのでタクシーが捕まるかどうか少し心配でしたが、難なく捕まえる事ができ、無事帰路に着きました。

 

夜の終わりに...出会いに感謝!

最初に予感した通りゴージャスで楽しい夜になりました。お話上手でチャーミングなYさんのおかげでディナーはかなり盛り上がりましたし、また、この楽しい夜が実現できたのはJさんが快く私のダブルブッキングを了承してくださったおかげです。


Jさん、Yさん、どうもありがとうございました☆

 

 

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